エレキギター弦高調整を知る! エレキギター弦高調整 忍者ブログ
エレキギターの弦高調整の目安・方法を、初心者の方にも分かりやすく解説しています。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

エレキギター弦高調整カテゴリーの4回目です。前回までで、一応弦高調整は完了なのですが、今回は若干の注意点を。

エレキギターの弦高調整の作業は、前回までの流れを直線的に行って完了、というわけには行きません。ゲージの違いから来るテンション・ネックの状態・弦高は全て相関関係に有るからです。更に、アームを使用する方については、フローティングの状態によって弦高も変わってきます。

ですから、弦高調整の作業は、F1とかのセッティングのようなもので、ここを変えてみて、次はこっちをいじってみて...という過程の中で最終的にFIXされるものなのですね。

そして、もっと言えば、季節によってネックの状態も動きますから、『1度決めたからOK』にはならないわけです。

このような中で、選択肢として、『この際、自分では触らずに、年に2回程度~4回信頼できるリペアショップでセッティングをして貰う』というのも有りだと思います(費用は2万程度かな?)。これをお願いすれば、その際にフレットの擦り合わせなどもして貰えますし、トラブルも未然に防げます。

ただ、自分でこれをやる中で見えてくるものも有るわけですから、個人的には、
1.自分のお気に入りの一本はショップに任せる
2.あと一本廉価なものでよいので、とことんいじる
というのをお勧めしますね(笑)。

これをすれば、
1.で良い状態を常に確認できて、
2.でそれを踏まえて色々実験できる
ので、ギター・メンテナンスに対するスキルがぐぐっとアップしますよ!

ちなみに、私の実験用ギターは、バッカスの安価なストラト。これが結構侮れなくて...。

PR
エレキギターの弦高調整3回目では、いよいよ弦高を変えていきます。

最終的な弦高に関しては、好みの分かれるところですし、個々のギターの状態によっても変わってくるわけですが、一般的な目安としては、12フレット上で、フレットの頂点から弦までの距離が、
1弦側で1.5mm
2弦側で2.0mm
といったところでしょう(まあ、これも人によって意見は違いますが)。

ひとまずこれを基準に考えて、調整をしてみましょう。場合によっては、これでもビビってしまうかもしれませんが、エレキギターの場合、生音でビビってもアンプを通せば気にならない場合もありますので、そういう場合には良しとしましょう。

これで行けそうならもう少し下げてみても良いでしょう。但し、弦高が低くなると、確かに左手は楽になりますが、音の張りが無くなる傾向があります。様子を見ながらトライ&エラーを繰り返してみて下さい。

ちなみにですが、ギターのメンテを行った際には、その内容を1冊のノートにまとめておくと、後で見返したりしたときに参考になりますし、スキルも上がっていきますよ。もしよろしければ、お試し下さい。
エレキギターの弦高調整の第2ステップは、ネックの状態を確認する事です。

ネックの状態を見る方法としては、まず、
・ナット側からブリッジ側を見る
・逆に、ブリッジ側からナット側を見る
事により、大まかな状態とフレットの浮きを確認しましょう。

ここでフレットが波打っているようでしたら...専門家に見て貰うべきですね。程度に寄りますが、フレットの擦り合わせが必要になるかもしれません。

また、指板自体が波打っているようでしたら、ちょっと重傷の可能性が有ります。この場合も、リペアショップなどに持ち込んで専門家に見て貰うべきでしょう。

次に、1フレットと最終フレットを押さえて、中間部を見てみます。全く隙間が無い状態なら逆ゾリ・隙間があるか無いかビミョー(薄い紙が入るくらい)がまっすぐ・目で見ても分かる隙間があれば順ゾリです。

真っ直ぐでなかった方、ショックだと思いますが、そんなもんです(笑)。気候の状態やら置いてる場所やらで平気でネックは動きます(特に薄ネック・ラッカー塗装のネックは動きやすいです)。そして、そのためにトラスト・ロッドが有るわけですから、この際調整しておきましょう。

なお、調整については、『真っ直ぐが良い』という人と、『多少順ゾリが良い』という人に分かれます。後者の方は、「真っ直ぐだとかえってびびる。紙2~3枚(あるいは名刺1枚程度)あるのが適当」なんて言いますね。私は個人的には、ちょっと順ゾリ調整をしています。

なお、トラスト・ロッドを回すときは、慎重にゆっくりと回しましょう。1/8回転づつ回しては様子を見る、という感じが良いでしょう。その際、もしロッドが重すぎて回らない場合は、速やかにリペアショップに持ち込みましょう。その状況の場合、ロッドが締まり切っている可能性が有り、下手をすると壊れてしまいますので。
エレキギターの弦高調整を行うにあたって、まずやっておくべき事は弦の交換です。

拍子抜け下人もいるかもしれませんが(笑)、弦高調整の際には、ネックの状態をきっちり見る必要がありますし、その設定でびびらないかどうか等もチェックしなければいけません。もちろんその際にオクターブ調整やら、ピックアップの調整やらも、一緒に行う必要があります。

これらをスムーズに行うためには、そのエレキギターに張ってある弦は、劣化していなくて、かつ一定限度ギターに馴染んだ物である必要があります。

ですから、エレキギターの弦高調整を行う際には、前日くらいに弦を張り替え、アーミングやらチョーキングやらである程度弦ものばしておいて、さらに一日ほどおいて弦がエレキギターに馴染んでいる状態で行うのが理想的なのです。

なお、弦の張り替えは、一気に全部を張り替える派と、一本づつ張り替える派に分かれますが、全部張り替え派の方も今回だけは一本づつ行きましょう。

やはり一気に全部張り替えてしまうと、ネックの安定性を損なってしまいますので、その後の作業効率が落ちてしまいますからね!

あ、もちろん弦は、いつも愛用している物にして下さいね。出来れば急にゲージを変えたりもしない方が良いです。ゲージも変えるなら、ネックが落ち着いてから弦高調整作業を行って下さいね。
エレキギターの弦高調整は、
・初心者にとっては、何をして良いのか分からず
・中級者にとっても、これで良いのか悩ましく
・上級者にとっても、音色VS弾きやすさで悩ましい
なかなかやっかいな物です。

また、機種毎に調整の仕方も違ったりしますので、特に初心者の方などは、「買ったまま触っていない」という人も多いのではないでしょうか?(笑)。

実際、エレキギターに限らず、ギターの弦高調整は奥が深く、究極的には、
・そのエレキギターの個体毎
・弾き手の弾き方毎
・弾き手の好み毎
に正解があるという感じなのですが、初心者~中級者の方であれば、とりあえずのスタンダードすら見いだしがたいのが、現状ではないでしょうか?

そこで、このブログでは、初心者~中級者の方を対象として、一応のスタンダードなエレキギターの弦高調整法について、解説してみたいと思います。

自分のギターの調整を自分で出来るようになると、そのギターに対する愛着もわくようになるものです。また、そのギターの好・不調も発見しやすくなり、深刻なトラブルが発生する前にリペアショップ等へ持って行くことも可能になります。

エレキギターの弦高調整には、多少ややこしかったり面倒くっさかったりする部分もありますが、どうぞお付き合い頂ければと思いますm(_ _)m。
HOME
もっと本格的に知りたい方は..
プロフィール
HN:
管理人
性別:
男性
自己紹介:
ギター歴27年のおじさんです。エレキギターだけでなくアコースティックギターも弾きます。ギターを改造したりするのも物凄く好きです。
ブログ内検索
バーコード

Copyright © [ エレキギター弦高調整を知る! ] All rights reserved.
Special Template : 忍者ブログ de テンプレート
Special Thanks : 忍者ブログ
Commercial message : [PR]